顎関節症とは
1. 顎関節症の主症状

・あごの関節(顎関節)や物をかむときに使う筋肉(咀嚼筋)が痛む
・口を開けたり閉めたりしたときに、あごの関節(顎関節)に雑音がある
・口を大きく開けられない

以上のような症状のある慢性的な疾患を「顎関節症」と呼びます。

専門的には、以下のように定義されます。
「顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節(雑)音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靱帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれる」
(日本顎関節学会「顎関節症の定義」)

つまり、顎関節に関係する症状を持つ疾患として「顎関節症」と総称されますが、実際には様々な病態・原因のものが含まれています。
そのような状況もあってか、顎関節症の決定的な治療法というものはまだ確立されていません。

2. 顎関節症の分類

顎関節症は以下のように分類されます。

 ●顎関節症 I 型:咀嚼筋障害(咀嚼筋障害を主徴候としたもの)

 ●顎関節症 II 型:関節包・靭帯障害(円板後部組織・関節包・靭帯の慢性外傷性病変を主徴候としたもの)

 ●顎関節症 III 型:関節円板障害(関節円板の異常を主徴候としたもの)
   a:復位を伴うもの
   b:復位を伴わないもの

 ●顎関節症 IV 型:変形性関節症(退行性病変を主徴候としたもの)

 ●顎関節症 V 型:I 〜 IV 型に該当しないもの


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